『愛がなんだ』はテルちゃんがこわい

『愛がなんだ』、ネトフリで見れるようになりましたね～！もう先月のことか！

一回目は映画館で見て、二回目はアマプラで課金してみて、こないだネトフリで三回目を見ました。

感想を記します。ネタバレあり。

一回目に見たときは「あ～成田凌みたいな男こえ～サイテ～」って思ってたんだけど、こないだ三回目に見たときはテルちゃんの方が怖くてぞくぞくしたｗ

実は、成田凌みたいな男はどこにでもいる普通の男子なんだよね。

一回目に見たときは、ちょうど大学時代に片思いしてた相手に都合よく扱われてた時期だったんす。相手を成田凌に重ね合わせて見て、テルちゃんに共感しちゃったりしてね。

けど正気に戻った今は、普通にホラー映画を見ているかの如くテルちゃんにぞくぞくするよ。。

テルちゃん、マモちゃんに大事にされていないのに尽くしてばっかりで、でも自分はマモちゃんに必要とされてるって信じ込んで、マモちゃんは自分のこと好きって思い続けてるんだね。

マモちゃんは一見どうしようもなさそうで、「女を都合よく扱うダメ男」みたいに公開当初はとらえられがちだったけど（あれ、20代前半の恋愛経験がない私の仲間内だけ？ｗ）そうさせてたのは結局テルちゃんであって、本当にやばい女はテルちゃんの方なのよ。。マモちゃん、現にすみれさんには尽くしまくってたし。

大学時代に片思いの相手と友達以上恋人未満な関係を続けてて、「ほんとこの人最低～でも好きなとこもあるし一緒にいてやっか～」なんて思ってたけど相手を「最低」にさせてたのは私だったんだねって気づいたよ～

２か月前に別れた彼氏が大事にしてくれないのも、その人のせいって思ってたけど、尽くしまくって好き好き言う私がそうさせてたんだね～って気づいたよ～

私も彼氏を「女を都合よく扱うダメな男」にさせるテルちゃんタイプの女だったんだな。

見るたびに、自分の恋愛の状況によって解釈が変わって面白い映画だなと思います。見るたびにしんどくなるけど、やっぱ私はこういう考えさせられる映画が好きで、これからもふと思い立って何度も見るんだと思います。

こんな機微な人間の恋愛模様を映画で描ける今泉監督ってすごいね。会話の空気感とかもすごくよかったな～

角田光代の原作も読んでみたいと思いました…！

以上！

ああ日付超えてしまった！毎日更新がなかなか叶わず無念！